全九州高校選手権大会。会場は、沖縄県立武道館アリーナ。
3年生は、以前も訪れたことがある沖縄。その時とは違い、選手全員、地元で開催される南部九州総体(インターハイ)に繋げるため、浮かれることなく引き締まった表情。
「インターハイ優勝」と目標を掲げた彼等にとっては、どんな強豪が相手でも勝たなければならない。それが、いきなり泣く子も黙る大濠だとしても、絶好の機会、挑戦者として向かう。
1period
スタートは#6#19#32#51#88 ディフェンスは必殺のゾーン。
相手は、エース#14 からの得点で4点差。驚くことなく、こちらもエース#6がカウントで返す。
拮抗のまま進む3分間、流れを変えるため#9を投入。すると#19走り込みレイアップ。5分で7-6。
得点が止まった大濠は、エース#14 を戻す。
仕掛けた#9がファールを誘い、2スローをもらう。
ここで、#37 を入れる策士。いきなりの3p。采配は、怖いほど当たる。
残り3分で14-12。
ほぼ互角。どちらもメンバーを入れ替えながら、監督が指示を与える。
エース相手にオフェンスで勝負の#6
残り1分で18-14。
最後35秒でエンドスローからファールを与えてしまい、18-16。
粘るも続けて3pを決められ、18-19。
2period
#32→#6 のタップから始まる。
相手は、ほぼ外から。ディフェンスから作るのがレッドバル。
#32 トップから切り込む。
#6 は、ミドルから得点を重ねる。
落としても#19が、数人相手にオフェンスリバウンドをねじ込む。
すると#6 がローポストからの1on1素早いスピンからカウント1スロー。
5分まで30-29。
大濠のオフェンス力は高いが、依然、ゾーンの寄せ、収縮は効いている。
4分31-31のところで、タイムアウト。
何かきっかけを作る。
しかし、3分まで動かない。
ゴールに嫌われるが、我慢。
残り2分で#37を入れる。
相手エースに渡ると#32の詰めで、動かせない。
残り数秒で#6のペネトレイトから走り込んだ#19へ、高い打点のゴール下を入れる。
残り1秒、相手の3pが決まり、33-38で折り返す。
3period
入りは悪くはないが、こちらの得点が停まり、相手が決まる。相手の個々のオフェンススキルは高い。流れを変えるのは#9。
すると虚をつく#32のドライブ。
7分でようやく、#88 の3pで45-38。外が決まりだす。外れたら、オフェンスリバウンドからタップで返す#32。ポジションは関係なく絡む。こぼれ球にはみんなで対応。
残り4:44 40-50となったところで、流れを切るタイムアウト。
すると、アーリーオフェンスからの#37 3p。
なければきっかけを作り出すのが#32 、素早い攻撃で仕掛ける。
残り2分エースのトラベリングを誘い、46-52。
残り1:30
#6 がファールをもらい47-56。
相手が決めると、#6 のドライブでカウントワンスロー。
49-57。食らい付く。
しかし、残り39.6秒でボールを奪われてしまい、アンスポを取られてしまう。49-60。またしても、最後数秒で得点を奪われ49-62。
4period
#6 のフリースローから始まる。
30°でもらった#32 は、隙を見つければ自ら仕掛ける。
すると#19も走り込み、レイアップ。
54-64。
ゾーンの素早い寄せは、効いている。
PG#32は、前が開けば自らドライブ。無ければ作る。モチベーションは高い。
しかし相手は強豪。やはり、僅かなズレを突いてくる。
6分56-71 でタイムアウト。
開ければ、#88 3pで少しずつ縮める。
3:30 #37 が3pを決めたところで、オールコートプレス。決められても#6がドライブで取り返す。
残り2分でホープの#1#0 を投入。
#32→#9 バックドアを決める。諦めない。最後#5,#58 を入れるも、タイムアップ
68-82で終了。
強豪大濠 相手でも一歩も引けを取らない、レッドバルカンズ。チーム力は上だと感じる。しかし、僅かなミス、フィニッシュの差で勝負を許した内容でした。
インターハイ頂上への道のりに、悔しい敗戦も、各々が何かを得て、勝ちへの足掛かりを掴んだ特別な試合となりました。
応援してくださった皆様、遠路会場までお越し頂いた方々、お足元の悪くジメジメした中、応援ありがとうございました。
選手・スタッフは、インターハイまでの限られた期間を全力で走ります。
引き続き応援よろしくお願いします。